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【小説レビュー】「殺戮にいたる病」【我孫子武丸】

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こちらもフォロワーさんからおすすめされた本で楽しく読ませていただきました。
※あえてネタバレはしないように書きます。

満足度:100点!!

「永遠の愛をつかみたいと願った男」、蒲生稔というサイコキラーのお話。

僕はあまり小説には詳しくないのですが、「叙述トリック」という手法?の最高峰とも言われるほどの作品らしい。

読んだ感想ですが、すごく面白かったです。
多少(というかだいぶ)グロイ描写があるので苦手な方はきついかもしれませんが、
個人的にはそういったシーンも含めて楽しめました。

読んでて思ったのは、結末がどうなるのかはわからないんですけど(冒頭ですでに稔が警察に捕まるというのはわかっているので)、とにかく3人の登場人物が出会ったときに何かが起こるんだろう。という気持ちでどんどん読み進んでしまいます。

そして最大の見所はやはり3人の登場人物が出会ったラストですね。

「衝撃のラスト!」
というとすごい迫力のあるシーンを思い浮かべてしまいますが、
ほんの数行が綴られるだけで、そして物語が終わります

そのラストの数行を読み終えた直後はただただ「呆然」とさせられます。

「え・・・?」

そして何度もその数行を読み直していくにつれて、
「え、あ、そういうことなん?w え、ってことはあれもこれも・・・え、まじかwあははは・・・ww」

ってなります。(伝わらんw)

読み終えてみるとたしかに違和感だらけのセリフや表現が散りばめられているのですが、
そこに気づかせないあたりがおそらく本作品のすごいところなんだと思います。

この叙述トリックを知ったあとで、もう一度読むことで文字通り「違う視点で楽しめる」と思います。

僕はあまり一度読んだ小説を2度読もうとは思わないのですが、
この「殺戮にいたる病」に関しては「2度は読まないとあかん!」って思いましたね。一回読んだっきりだとこの作品は語れないです。(2周目はまだ読み切ってないけどw)

実際読んでると
「本当に同じ本読んでるんか?」
ちょっと大袈裟だけどそれくらい1回目と2回目では見方が変わります。

以上になります

個人的に、稔がお風呂場の鏡で自分の姿を眺めるシーンと、

殺しても殺しても死なない女がいればいいのに。そうすれば何度も何度も愛し合えるのに

というセリフはこのサイコキラー稔という主人公をうまく表してる気がしてすごく好きでした。

念の為言っておきますが、僕はそんな気はイチミリも無いですよ。いや、本当に。

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