会社勤めしてるとエレベーターによく乗ることがある。
そうでなくても日常生活でもまあまああると思う。
エレベーターに乗るとき、僕は率先してドア脇の停止階を押すボタンの前に立つようにしている。
そして各階に止まって誰かが降りるときに【開くボタン】を押してあげて、降りきったら【閉じる】ボタンを押す。
なぜそれをするのかというとそれをするだけで、【他の人よりちょっと優しい人】という印象を持ってもらえるのだ。
・・・というのは建前で、実は面白い観察ができる。そんなことのためだけに僕は記事を書かない。
例えば、エレベーターに1階から乗って、3階で止まったとしよう。
僕はいつもどおり【開くボタン】を押してあげる。
降りる人達は何も気にせず降りていく。
そしてまたエレベーターが動き出して5階で止まったとする。
僕は【開くボタン】を押す。
するとどうでしょう。彼らはきもち会釈をしてから降りていくのだ。
これが快感だ。というと実はそうではない。そんな当たり前のことのためだけに僕はこうやって記事を書かない。
そのまた更に7階まで上がったとする。(また、このときはもう僕と、もうひとりしか乗っていないとする)
そしてもうひとりの人が降りるわけだが、今度僕は【閉じるボタン】をずっと押している。
するとどうでしょう。まだ降りきってもいないのに、【閉じるボタン】を長押ししている僕にその人は会釈して降りていくのだ。
もちろん大人数が降りるときだと最後の一人が降りるタイミングで扉がしまってしまうのでできないのだが、
降りる人が一人とかだと全く問題はない。
これがなんとも面白い。
僕は今日もボタンの前に立つ。
なお、最後に真面目な話をすると、【閉じる】、【開く】ボタンを押すという行為は周りに良い印象を与えることが多いので若い人や、
エレベーター内での手持ち無沙汰がつらいという人には普通におすすめです。
「実際問題、開くボタン押そうが押さまいが降りやすさは変わらないよね」
という話はある。そういう話ではなく、あくまで印象の問題なのだ。