自動化してるとどうしてもexpectコマンドが必要になってくることがあります。
ただ、自分が検証してる環境だとyumやapt-getが使えないのでtar.gzファイルを取ってきてインストールする方法です。
まずはソースを取ってくる
必要なもの
- expect(本体)
- tcl(expectの依存パッケージかな?)
です、今回は自分のローカルPCにファイルを取ってきてscpでインストール対象サーバに転送してインストールする感じです。
expectは、ブラウザで
http://sourceforge.net/projects/expect/(新規タブで開きます)
にアクセスしダウンロード可能です。
tclは
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wget http://jaist.dl.sourceforge.net/project/tcl/Tcl/8.4.14/tcl8.4.14-src.tar.gz |
で取ってきましょう。
※普通にブラウザで上記URLを叩くだけでもDL可能です。
次にscpで送ります。
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scp expect5.45.tar.gz ユーザ名@対象サーバIP:/usr/local/src/. |
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scp tcl8.4.14-src.tar.gz ユーザ名@対象サーバIP:/usr/local/src/. |
※権限的に/usr/local/src/.に置けない場合はいったん、/tmp/あたりに置いて移動させましょう。
対象サーバに入り、解凍していきます。先にtclを入れます。また作業するときはrootになること。
※rootになれない場合、最後のmake installだけ、sudo make installで実行すればいけます。
まずはtclをインストール
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cd /usr/local/src/. tar xvfz tcl8.4.14-src.tar.gz cd tcl8.4.14/unix ./configure -enable-shared -prefix=/usr make make install ll /usr/bin/tclsh8.4 |
これでtclが入りますね。
一応シンボリックリンクを貼りましょう。
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cd /usr/bin ln -s tclsh8.4 tclsh |
これでtclは完了です。
続いてexpectをインストール
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cd /usr/local/src/. tar xfvz expect5.45.tar.gz cd expect5.45 ./configure -with-tclinclude=/usr/local/src/tcl8.4.14/generic -prefix=/usr make make install |
これでOKです。
試しにコマンドを叩いてみます。
expect
expect1.1>
いい感じですね。
今日の一言
普通にexpectを使ったことは実はあまりなかったりしますw