とても反感を喰らいそうな題名ですが許してください。
先日、「へーOracle12cってでてたんだ。ちょっと入れてみてよ」
という無茶ブリをパイセンから受けて構築しようとしたのですが、
ネット上でも中々情報が少なかったので備忘録として残しておきます。
前提
- centos6(仮想)
- すでにoracle12cのインストールファイルがホスト側にある
- vmware playerを使っている
- イケメン
下記の手順でやっていきます。
- Oracleのユーザ作成
- ホスト側にあるoracle12cのファイルを仮想マシン側にコピー。
- コピーしたファイルをインストール用のディレクトリに配置
- 環境変数設定
- xhost設定
- インストーラー起動
- いざ、OEMへ!!
では、細かく手順を見ていきましょう。
Oracleのユーザ作成
※既にoracleユーザがいる場合はもちろんスキップです。
rootになります。
su -
oracleユーザ用にグループ追加
/usr/sbin/groupadd oinstall
/usr/sbin/groupadd dba
/usr/sbin/groupadd oper
oracleユーザ作成
/usr/sbin/useradd -g oinstall -G dba,oper oracle
(言うまでもありませんがここで同時にグループの設定もしてます)
パスワード設定
/usr/bin/passwd oracle
以上で、oracleのインストールは完了です。
嘘ですすみません。次へ行きます。
ホスト側にあるoracle12cのファイルを仮想マシン側にコピー
どうやるのって感じですが、わからない場合は下記の記事を参考にオネシャス!
ホストのファイルをゲストに移す方法
(新規タブで開きます)
コピーしたファイルをインストール用のディレクトリに配置
oracleユーザになる
su - oracle
インストーラーの展開(今回は/tmp/oracle-installerに展開してインストールする)
※あくまでインストーラーを展開するだけでここにoracleをいれるわけではないです
mkdir /tmp/oracle-installer (ディレクトリ作成)
cp -p /mnt/hgfs/oracle/linuxamd64_12c_database_* /tmp/oracle-installer/. (ファイルコピー)
cd /tmp/oracle-installer/ (移動)
unzip linuxamd64_12c_database_1of2.zip (解凍)
unzip linuxamd64_12c_database_2of2.zip (解凍)
databaseというディレクトリが出来上がればOK。
続けてOracleが入るディレクトリを作ります。
rootになります。(一応)
su -
ディレクトリ作成
mkdir -p /u01/app/oracle/product/12.1.0/db_1
所有者、グループ設定
chown -R oracle:oinstall /u01
権限設定
chmod -R 775 /u01
環境変数設定
多分だけどrootのままでいいです。(僕はrootでやりました)
bash_profile編集
vim /home/oracle/.bash_profile
下記をコピペ
# Oracle Settings
export TMP=/tmp
export TMPDIR=$TMP
export ORACLE_HOSTNAME=oracle.localhost
export ORACLE_UNQNAME=orcl
export ORACLE_BASE=/u01/app/oracle
export ORACLE_HOME=$ORACLE_BASE/product/12.1.0/db_1
export ORACLE_SID=orcl
export PATH=/usr/sbin:$PATH
export PATH=$ORACLE_HOME/bin:$PATH
export LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOME/lib:/lib:/usr/lib
export CLASSPATH=$ORACLE_HOME/jlib:$ORACLE_HOME/rdbms/jlib
※環境だとかで変えたほうがいい個所があるかも。SIDとか
空気読んで適宜変えちゃってください。
xhost設定
僕は最初これを忘れててはまってしまいました。
忘れずにいきしょう。これをやらないとインストーラー(GUI)が起動しません。orz
rootユーザにて
xhost +
oracleユーザにて
xhost +
で、OK!
インストーラー起動
お待ちかねです!
oracleユーザになる。
su - oracle
cd /tmp/oracle-installer/database
./runInstaller
GUIが起動します。
なんかいい感じの画面がでてくるので、
設定してしていきます。
気合いいれてくぜ!いったれいったれ!!
※今回僕はとりあえず入れてみるという要件で作業したので、
細かい設定は全部スキップ(デフォルトのまま)しています。
・Configure Secrity Upgrades
そのままNext
なんかアラートがでるけど無視(ワイルドダロー)
・Software Updatas
そのままNext
なんかアラートがでるけど無視(ワイルドダロー)
・Installation Option
そのままNext
一応、Create and configure a databaseにチェック入っていることを確認(ワイルドかい?)
・System Class
そのままNext
一応、Desktop Classにチェック入っていることを確認(ry)
・Typical Installation
Administrative password
と
Confirm password
だけ設定。(同じやつ)
ただなんかいろいろとアラートがでてくるけど無視。(イケメン)
(多分、推奨されるようなパスワードじゃないよ!ってアラートかと)
・Create Inventory
そのままNext
・Prerequisite Checks
スルー
・Summary
「・・・まあいいじゃね?」
ってわかった風な感じでそのままInstall
するとインストールが始める!!ワクテカ!!
途中で「このシェルをrootでキックして」って言われるので、
キックしてからcontinueのボタンを押す。押忍!
インストールが完了したらOEMのアドレスが表示されるので、一応コピーしておくこと。
https://oracle.localhost:5500/em
だいたいこれになってるはず。
で、いったんoracleが入ったかを確認する
sqlplus / as sysdba
かな?すみません、適当に打ってます。
とりあえずアクセスできればOK
いざ、OEMへ!!
では、張り切ってNew デザインのOEMへアクセスしてみようじゃないですか。
先ほどコピったOEMのアドレスをブラウザのアドレスバーへ貼り付けてエンター!!
・・・
いけました?
僕はいけませんでした。
ここではまった・・・
OEMにたどり着けない!!
どうすればいい。
リスナーは??
これだ!と思った。
netstat でみると確かに5500はない。
というわけで。
リスナーのたてかたをぐぐって。
oracleユーザにて
lsnrctl start
だめだったwww
こらあかんやつや。
ダメだったんだよ。俺みたいなやつがOracle入れるなんて。
ん、さっきコピーしたアドレスがなんか妙だ・・・
https://oracle.localhost:5500/em
だと?
oracle.localhost ?
rootにて、
vi /etc/hosts
127.0.0.1
の行に
oracle.localhost
を追加!!
oracleユーザにて
lsnrctl start
https://oracle.localhost:5500/em
にアクセス!!
素敵な画面が見れるかと思います!
※フラッシュを入れろと言われるかもしれませんが、
入れてあげてください。
もしめんどうだぜって方は、
ホストのほうから、外向けIPを打って。
https://xxx.xxx.xxx.xxx:5500/em
こんな感じです。
外向けIPの調べ方ですか。
rootにて。
ifconfig
ででてくるそれっぽいのがそうです。
iptableで遮断してる可能性もあるので、
chkconfig iptables off
chkconfig ip6tables off
とかしておけば間違いないかと。
あとSELinuxの無効化
まとめ
oracleは毎回なにかとはまります・・・
しかもoralce12cからは、
ecml(だっけ?)のコマンドとかないし。
まあなんだかんだ入れることができたのでよかったです。
~今日の一言~
yum?なにそれオレンジ?